第31章 危険から逃れる

幸い、東山美咲という女はこれ以上馬鹿な真似はしなかった。俺はすでに彼女にかなり接近しており、この状況では多くを説明している暇はなかった。大蛇がますます俺たちに迫ってきていたからだ。俺は彼女をひょいと抱き上げ、その柔らかい尻に大きな手を置き、向きを変えると、鈴木清と夢ちゃんが去った方向へと追いかけた。

東山美咲は顔を赤らめて俺を見つめていた。彼女は考えている。俺がまず鈴木清と夢ちゃんを先に行かせ、その後で自分に謝罪し、そしてこうして抱き上げたのは、どこかへ連れ込んで彼女を犯し、完全に自分のものにしたいからではないかと。

「あなたって結構すごいのね。許してあげる。もし欲しいなら、私の身体をあげ...

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