第40章 気温の変化

東山美咲は俺にぴったりと身を寄せている。彼女の体調はだいぶ回復しており、意識もはっきりしている。当然、俺の股間が下着越しに彼女の陰部を不躾に押し付けているのも感じ取れただろう。他の誰かに俺たちの状態が見えるわけではないが、それでも彼女はひどく羞恥を感じているようだった。

とりわけ、鈴木清と夢ちゃんが、いつも奇妙な眼差しを彼女に向けていることが、それを助長している。その視線のせいで、昨夜、俺たち三人が裸で絡み合い、性行為に及んだ光景が、いとも簡単に脳裏に蘇ってしまうのだ。

豪雨は丸五日間も続き、島の気温もこの雨を境に、一層冷え込むようになった。

特に夜間の冷え込みは、恐怖すら感じるほ...

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