第36章 付き添いプレイ

謝令朝は二日間の休みを取った。一つは怪我のため、もう一つは引っ越しのためだ。

いつまでも解剖室に住み続けるわけにはいかない。

ある夜、一課の者が法医室に物を取りに来た際、物音で起こされた謝令朝がもう少し静かにするよう注意したところ、その若い娘は気が小さかったらしく、そのまま気を失ってしまったのだ。

実のところ、謝令朝は解剖室を離れるのがかなり名残惜しかった。

だが、引っ越しの前に、裴寂は心にもないことを口にした。異動を考えてみないか、と。

謝令朝は彼を無視した。

彼女は手持ち無沙汰に、墓地へ両親の墓参りに行き、それから高田家の小さな庭へと戻った。

あの火事の後、こ...

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