第23章 浮気の確認?!

希美は手を下ろし、伏し目でその一行を見つめた。目に刺さるほど、眩しい。

伊藤沙梨は――やはり、彼女を逃がす気などないらしい。こんなところまで、きっちり手を回している。

唇の端に、氷みたいな笑みが浮かぶ。爪が掌を裂きそうなほど、ぎゅっと握り込んだ。

向かいの警官二人は、希美を見る目がいっそう気の毒そうになり、小声で促した。

「処分に納得がいかない場合は、身元引受人に連絡して、保釈手続きをしてもらうこともできますよ」

希美は唇を結び、首を振って断ろうとした――そのとき。

女警がドアを開けて、はっきり言った。

「希美、保釈よ。迎えが来てる。出てきて」

希美は顔を上げた。全身にまとわ...

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