第150章 どうやって紛れ込んだんだ

「俺たちが一番乗りか? 他の連中はどこだ」

「黒魔会とウィッカの連中、なんでまだ来ねえんだ?」

ピートは周囲を見回し、訝しげに言った。

手にした魔法の杖を掲げる。炎の明かりが洞窟の隅々まで舐めるように走ったが、いるのは自分たち十二人だけ。人影ひとつ、見当たらない。

浅倉彩実もあたりを確かめ、視線を地面へ落とす。足音を殺すように一歩、また一歩。比較的平らな場所まで移動すると、腰を落として指先で土をそっと払った。

そして、静かに告げる。

「誰かが来て……それから、引き返してる」

「はっ……」

モーガンが鼻で笑った。嘲りを隠す気もない。

腕を組み、洞窟の中央に立ったまま言い放つ。

...

ログインして続きを読む