第161章 林田遥香の企み

そう言い終えた途端、花村秋人はまた眉をひそめた。

「……違うな。なんでお前、まだ大人にならないんだ?」

「な、何言ってんのよ!」

浅倉彩実は反射的に胸元を押さえ、耳の先まで一瞬で真っ赤になる。

「私、まだ十八歳! 結婚年齢にもなってないんだから!」

その慌てっぷりがおかしくて、花村秋人はくすっと笑った。片手で目元を覆い、あきれたように息を吐く。

「でも俺、もう二十六なんだが」

「はいはいはい。じゃあ、あと二年待つ」

手を下ろすと、視線にはからかうような色が混じっていた。

「ただし。今度から俺が寝てるとき、勝手にベッドに潜り込むなよ。お前……俺の理性、試してるだろ」

「誰が...

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