第148章

霧生澪は上体を起こし、数人の『医師』たちに冷ややかに命じた。

「どうやら雪村さんも、娘の『病状』が心配でたまらないらしい。薬の効き目が足りないのではないかと案じているようだ。残りの薬を雪村さんにも投与しろ。この『特効薬』の効果を、身をもって体験してもらう」

「や、やめて! 霧生社長、私が悪かったわ! 本当に反省してるの、お願い!」

雪村莹は恐怖で魂が抜けたようになり、這うようにして後ずさろうとしたが、二人の『医師』にあっさりと取り押さえられた。

追い詰められた雪村莹は、娘のために慈悲を乞うことすら忘れ、泣き叫んだ。

「全部空が考えたことなのよ! 私には関係ないわ! 霧生社長、もう報...

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