第25章

翌日。

立花柊は案の定、マンションの下で季原青陽と、あのピンクのスポーツカーを見つけた。

何度も断ったものの押し切られ、結局は滋養品を受け取って、季原青陽に会社まで送ってもらうことになった。

お礼のつもりで、立花柊は朝食まで用意して持たせた。

車を降りると、立花柊は季原青陽に軽く会釈して別れ、オフィスフロアへ向かう。

今日は会議の準備がある。席に着くなり、すぐ仕事に取りかかった。

一方、季原青陽はそのまま帰らなかった。車を停めると、立花柊が作った朝食の袋を手に、鼻歌まじりで瀬戸北斗の執務室へ向かう。

ちょうど設計部の半田部長が社長室から出てきたところで、顔色は青い。額の汗を拭い...

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