第102章 不適切なものは見るべきではない

紗雪はそんな恥をかきたくはなかった。

前の座席に座っていた蒼も、事がこうなるとは思ってもいなかった。

彼は大急ぎでパーティションを上げ、この光景を遮断した。

そして車を降りた。

あらゆる面で有能なアシスタントとして、彼は自覚があった……非礼は見るべからず!

必要な時には、風間様のために場所を空けなければならない。

朔也もそう注意されて、いくらか理性を取リ戻した。

しかし、怒りはまだ収まらない。

彼は怒りに燃える目で言った。「駐車場がなんだ? お前は何とも思っていないんだろう? 見られたってどうだと言うんだ!」

どうだと言うんだ、ですって?

紗雪はかっとなって、彼の手を引っ...

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