第194章 絶対に傷つけさせない

絃羽はそれを聞き、少し考えてから首を横に振って言った。「さあ、聞いたことないわ。でも、投資してくれるスポンサーが増えたのはいいことじゃない。お金が多くて困る人なんていないでしょ?」

「それはそうだがな」

瞬は特に異論はない。「だが、俺は面倒なのは好きじゃない」

その点は絃羽もよく分かっていた。

彼女は言った。「その件は前に話し合った時、ちゃんと契約書に盛り込んであるから、安心していいわよ。それに、本当に面倒な人がいたとしても、あなたに面倒をかける度胸なんてないでしょう」

なんといっても、瞬の業界での地位は確固たるものだ。

彼と面倒を起こそうなどという、命知らずはそうそういない。

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