第22章 このクソ元夫の目はダメ

親子が話しているうちに、車は別荘の外へと到着した。

蒼が車を止めようとしたまさにその時、すぐそばの植え込みから、小さな影が突然飛び出してきたのが見えた。

見たところ……女の子のようだ!

蒼はぎょっとして、その場で急ブレーキを踏んだ。

そのせいで後部座席の陸斗は驚いて体を震わせた。

目が見えない朔也も、車の慣性で体がぐっと前のめりになったが、とっさに手を伸ばして陸斗を庇った。

彼の声は低くなり、蒼に尋ねる。

「何があった?」

蒼もまだ動揺が収まらない様子で、慌てて答えた。「風間様、突然女の子が飛び出してきて、もう少しでぶつかるところでした」

朔也は眉をひそめ、すぐに命じた。「...

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