第279章 彼は本当に自分に告白した

その方面において紗雪は元々初心《うぶ》であった。

飛躍的に上達していく朔也のキスにどうして抗えるというのか。

紗雪はキスで頭がくらくらし、そのまま導かれるようにソファーへと座り込んでしまった。

朔也にされるがまま、彼の膝の上に跨がる。

この距離では朔也の様子がはっきりと感じ取れた。

紗雪の頭に電流が走り、すぐさま我に返る。慌ててこの乱れたキスから身を引いた。「朔也、もう遅い時間よ、帰りなさい! また……だめ!」

紗雪は立ち上がって距離を取ろうとした。

朔也は彼女の気持ちを見抜き、無理強いはしなかった。

彼女を我が物にしたいか?

もちろん、喉から手が出るほど欲しい……。

し...

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