第301章 心配したけど、無事でよかった

「朔也……」

 紗雪は思わず身をよじった。

 しかし、朔也は彼女を放す気などさらさらない。それどころか、彼女の腰をしっかりと抱き寄せ、さらに激しく、深く口づけた……。

 紗雪はもう抵抗できなかった。

 元々怪我をしていたせいで頭が少しぼんやりしており、抵抗する力もなかった。

 ほんのわずかな時間で、彼の腕に絡め取られて全身の力が抜け、最後にはぐったりと彼の胸に寄りかかるしかなかった。

 朔也は彼女を存分に堪能してから、ようやく解放した。紗雪は息も整わないほど喘いでいる。

 彼女はしばらく息を整え、少しだけ力を取り戻すと、腹立たしげに彼を叩いた。「どうしていつもこうなの……」

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