第401章 妻よ、もう論争しないで

紗雪は彼の言葉を聞いて、思わずからかった。

「そんなに焦っちゃって。もっと早くそうしてくれればよかったのに」

朔也は困ったような顔で彼女を強く抱きしめ、降参したような口調で言った。

「あの頃は目が曇って、どうかしてたんだ。許してくれ、俺が悪かった」

紗雪は彼の言葉に笑って、その胸に頭を預けた。

二人はしばらくの間、温もりを分かち合った後、抱き合ったまま眠りについた。

翌日、紗雪は研究所へ行き、皆と会議を開き次回の智也兄さんの治療日程を決めた。

「皆で相談したんだけど、もし君が問題ないなら、日程は半月後にしよう。その頃にはつわりも少しは和らいで、今よりは楽になっているはずだ。今回...

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