第405章 無事に私の元に戻ってきて!

蒼はぐずぐずせず、すぐさま車を回しに行った。

紗雪一行は急いで車に乗り込み、研究所へと急行した。

車が研究所の外に停まった瞬間、紗雪は車から飛び降りて中に駆け込もうとしたが、ドアを開ける前に朔也に止められた。

「紗雪、車に残って。俺が行く」

中の状況が分からない以上、彼は紗雪を少しでも危険な目に遭わせたくなかった。

「だめ、私も一緒に行く。兄さんが無事なのを確認しないと安心できない。もし兄さんにまた何かあったら……」

それ以上、紗雪は怖くて口にできなかった。その瞳には、深い憂いと譲れない意志が宿っていた。

雫も焦って言った。「私も入りたい!」

彼女も同じく、智也のことをひどく...

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