第406章 心配

まさか?

あれは理屈から言えば、研究所には入れないはずだ。

朔也は返事をする余裕もなく、冷酷な眼差しを医療室の外に向けた。

発砲した者は、すでに彼の手下に見つかり、こちらも銃を抜いている。

外は硝煙が立ち込めていた。

先ほどの数発が、あの殺し屋が彼らを仕留める唯一の機会だった。

成功せず、今となってはもはや奇襲もできない。朔也の手下たちの火力に圧迫され、相手は自分たちが敵わないと悟ったのか、すぐに撤退していった。

手下はそれを見て、すぐさま部下を率いて追撃に向かう。

朔也はそれを見届け、ようやく安堵のため息をつき、壁に身を寄せた。

その時になって、ようやく颯真は血の匂いに気...

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