第272章

その言葉は意外と心温まるもので、藤堂光瑠もすぐに態度を表明した。

「安心して。あっちがちょっかいを出してこない限り、私から面倒事を起こしたりしないから。喧嘩を売るために行くわけじゃないんだもの。私が行く目的は、圭人もこれからはママのいる子なんだって、あいつらに分からせるため!もう圭人を馬鹿にしたりいじめたりさせない!」

圭人は感激した面持ちで藤堂光瑠を見つめ、目を赤くした。

自分もついにママのいる子になったんだ!

千日千夜、待ち焦がれた。ついにママが帰ってきてくれた!

しかも、そのママは藤堂光瑠、世界で一番のママだ!

今年ほど嬉しい年はなかったし、今年ほど年越しのご馳走が楽しみな...

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