第323章

太郎は彼が黙認したのを見て、小さな眉をひそめて警告した。

「僕のママが君を好きになる前に、ママに手を出したり、ママが嫌がることを無理強いしたりしちゃダメだよ!」

太郎の今の口調は、まるで義父が婿候補を警告しているかのようだった。

いや、婿候補ではない。ただの候補の一人に過ぎない。

薄井宴の唇がピクリと動き、「大人のことに子供は口を出すな」と言いたくなったが、太郎を怒らせたくなかった。

なにしろ太郎は今、藤堂光瑠の面倒を「実の父親」のように見ているのだから!

薄井宴は反論せずに答えた。「彼女が嫌がることは強要しない」

キスは……ノーカウントだ!

それ以上のこと、例えばベッドを共...

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