第333章

薄井宴の勢いは凄まじく、藤堂光瑠はまったく抵抗できず、脳が急速に酸欠状態に陥り、瞬く間に真っ白になっていく……。

 深いキス一つで、彼女の命は半分奪われたかのようだった!

 どうやって彼にソファまで運ばれたのか、彼女自身も分からなかった。

 ただ、彼の唇がずっと自分から離れなかったことだけは分かっている。深いキスの後、彼は彼女の頬に、耳たぶに、顎と首筋にキスを始め、そのまま下へと辿り、彼女の鎖骨のあたりで名残惜しそうに彷徨った……。

 彼のキスで、彼女の体は力が抜け、心の先が震える。

 彼の腕の中でぐったりと身を任せ、何の抵抗もできず、ただ彼の腰の両脇のシャツを固く握りしめ、彼が思...

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