第443章

妹はふわふわで、見た目からして撫でたくなる。

けれど誰も手を伸ばせない。驚かせたらどうしよう、と怖かったのだ。

ママが産んでくれた妹は、この子ひとり。兄たちは宝物みたいに大事にしている。

しかも長いこと離ればなれで、今日やっと会えたばかり。妹を家に連れて帰るために、あいつらは犬猿の仲の相手まで利用した。ここで怯えさせて逃げられたら、全部が台無しだ。

だから動けないまま、四人は目を見開いて見つめた。

視線はそろって宝に釘づけ。離したくない、とでも言うように。

普段は強気な小さな連中が、妹の前ではやけに慎重になる。

好きすぎるからこそ、慎重になる。ほんの少しでも、怖がらせたくなかっ...

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