第33章 何かしてみる

冴島零は、今日の冴島心菜と荻原和夏の衝突について新田達也に打ち明け、親友として何か策を出してくれないかと期待した。

ほどなくして、新田達也から返信が届く。

【これは難しいな。身内と奥さんが明らかに合ってない。どっちかに寄るしかないって話になる。究極の選択だ】

冴島零はその文面を見て眉をひそめ、スマホに指を走らせた。

【争わずに済む方法はないのか?】

【世界中の哲学者が何千年も悩んできた質問をぶっこんできたな! じゃあ聞く。母親と妻が泳げなくて同時に川に落ちた。お前は一人しか助けられない。先にどっちを助ける?】

【そんな状況は起きない。うちの母親も妻も泳げる。それに母親にはボディー...

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