第185章

「ほう? そうかね?」

 老ヴィトーリは葉巻の灰を落とし、相変わらず悠然とした口調で応じた。

「だが私の知る限り、お前とチャールズは……随分と親しかったはずだがね。以前、セレステが薬物を乱用して幻覚を見るようになったのも、お前が裏で手を回し、チャールズを引き合わせたからだろう? そのチャールズが死に、人間の皮を剥がされてセレステへの贈り物として届けられた。さて……ルシアンが調べを進めたら、真っ先に誰を疑うと思うかね?」

 過去の悪事をあっさりと見透かされ、ヴェロニカは全身の産毛が逆立つほどの悪寒に襲われた。

 どうして、そこまで詳しく知っているのか?!

 自分が裏で糸を引き、セレス...

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