第189章

「はい、はい、すぐに行ってまいりますから。どうかお掛けになって、少しお休みください。お医者様を呼んで診ていただきましょう。先ほどは少し、興奮しすぎましたから」

 マーサは虚脱状態のセレステを労るように支え、ベッドの端に再び座らせた。頬を伝う涙の痕を拭い、小刻みに震える身体に薄いブランケットを掛けてやる。

 セレステはされるがままになっていたが、その双眸はすがるような切実さを帯びて、マーサを真っ直ぐに見つめていた。

 マーサはそれ以上直視することができず、二言三言慌ただしく言い含めると、きびすを返してそそくさと部屋を後にした。

 セレステは大きく膨らんだお腹を抱き込むようにして、ベッド...

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