第607章:親密になる機会を増やす

「どんな提携なんですか?」

エミリーの好奇心がふっと刺激された。

実のところ、彼女は以前から自分の会社を立ち上げ、少しずつ自分の勢力基盤を築いていこうと考えていた。

だが、ステファンほどの人脈を持つ相手が手を組みたいと言うのなら、かなりの手間を省ける。

だからこそ、彼が協業の話を持ち出したとき、彼女は素直にうれしかった。

まさに渡りに船――眠くなったところへ枕を差し出されたようなものだった。

「君は本当に有能だ。近いうちにひとつ案件があってね。ぜひ組みたいと思っている会社があるんだが、そこの社長がとんでもなく扱いづらい人物らしい。君にも一緒に会いに来てもらえないかと思っている。もし...

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