第165章

 この旅館は食事も出る。三人は浴衣姿で個室に腰を下ろし、岡本恵茉はきょろきょろと左右を見回してから、また同じことを口にした。

「結月、うちらさ……一生、友だちだよね」

 岡本恵茉は、いまだに自分が鈴木結月と友だちになれたことが信じられない。頭の中が「え、なんで?」でいっぱいだ。

 だって最初は、元カレと大ゲンカしたときに結月がすっと間に入って、あっさり片をつけてくれたのが始まりだった。慰めてくれたうえに、ごはんまで奢ってくれて。そこからLIMEを交換して、なんとなく連絡を取り合うようになった。

 恵茉はときどき思う。自分たちの間には、なにか妙な縁があるんじゃないかって。

 結月はや...

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