第341章

テーブルに鍋を置き、自分の隣に腰を下ろした堀田知也を、佐藤玲奈は恨みがましい目でにらみつけた。

「この、変態っ!」

不意を突いて足を振り上げ、知也に向かって蹴りを入れようとした玲奈だったが、筋肉痛の激しい内腿と腰にピキッと痛みが走り、思わずくぐもったうめき声を漏らした。

「ふっ~」

知也は困ったように小さく吹き出すと、玲奈を抱き起こして自分の腕の中に収め、彼女の柔らかい腰に手を当てて優しく揉みほぐした。

「腹、減ったか? お粥を作ったんだ。食べさせてやるよ」

ご機嫌を取るような笑みを浮かべる。

「ふんっ」

ぷいと顔を背ける玲奈。少しだけツンとすましてみたものの、間の悪いことに...

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