第402章

男の熱く急切なキスが霧雨縁の雪のような肌に落ち、咲き乱れる紅梅のような痕をいくつも残していく。

「あっ!」

霧雨縁は耐えきれずに声を漏らす。自らの体の中で炎が燃え盛っているかのように感じられ、八代倫也の指はまるで魔法でもかかっているかのように、彼女の体にある小さな火種を次々と点火していった。

八代倫也の目は血走り、その深く暗い瞳には欲情の色がますます濃く渦巻いていた。まるで長い間檻に閉じ込められていた野獣が、今すぐにでも檻を突き破り、目の前の獲物を喰らい尽くしたいと渇望しているかのようだった。

しかし、霧雨縁を傷つけないよう、八代倫也は必死に自制し、欲望を押し殺していた。彼は優しく忍...

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