第46章

「はっはっはっはっは、佐藤よ、どうしてわざわざ私に会いに来たんだ？」

室内から朗らかで響き渡る声が聞こえてきた。佐藤玲奈が好奇心に駆られて見ると、こめかみが白く、小柄ながらも元気溢れる愛らしいお爺さんが大笑いしながらこちらへ歩いてくるところだった。

「久しぶりに古い友人に会いに来てはいけないのかい」

堀田おばあちゃんは老人を睨みつけると、すぐに佐藤玲奈の方を向いて紹介した。「玲奈、この方が前に話した友人よ。天川おじいさんって呼びなさい」

「天川おじいさん、こんにちは」佐藤玲奈は素直に挨拶した。

天川おじいさんは興味深そうに佐藤玲奈を眺めながら尋ねた。

「佐藤、この子は...？」

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