第8章

 ダンテ。

 彼が着地した瞬間、銃声が轟いた。放たれた弾丸がリモコンを握るイザベラの手首を正確に撃ち抜く。

「ああっ!」

 イザベラが悲鳴を上げ、リモコンが乾いた音を立てて床に転がり落ちる。

 ダンテは間髪入れずに二発目を放ち、彼女の太ももを撃ち抜いた。イザベラは崩れ落ち、コンクリートの床は瞬く間に赤黒い血に染まっていく。

「ダンテ……?」

 信じられないという表情で、イザベラは彼を見上げた。

「どうして……あなたは、ここにいるはずじゃ……」

「てめえのことを、三週間も前からつけ回してたんだよ」

 荒い息を吐きながらダンテは彼女に歩み寄り、その肋骨を容赦なく蹴り上げた。

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