第百二十一章 彼女に手を出す男、ほんとムカつく

「放して! このクソ野郎! 何する気!? 誰の差し金よ!?」

鳳咲夜は乱暴にソファへ放り投げられた。すぐに起き上がろうとするが、男に肩を押さえつけられ、また座らされる。

次いで、背後から別の男が両腕をがっちりと掴んだ。身動きが取れない。咲夜は足をばたつかせ、必死に抵抗する。

「何するって? へへっ。こんないい女と男が同じ部屋だぜ。決まってるだろ」

腕を押さえている男が耳元へ顔を寄せ、下卑た笑いを漏らす。もう片方の手は待ちきれないとばかりに肩紐へ伸び、ぐい、と引き裂こうとした。

「誰に頼まれたか? 考えすぎだ。誰の差し金でもねえよ。お前が可愛いから、ひとりでいるところに声かけただけだ...

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