第124章 あの連中は全員白状した

神崎蒼が真っ先に出てきた。

鳳咲夜はすぐに駆け寄り、息を詰めて彼の顔を見つめる。

神崎蒼はマスクを外し、彼女に安心させるよう微笑んだ。

「大丈夫。宝生さんはもう峠を越えたよ。君たちの初動が早かった。低体温での物理的な冷却で稼いだ時間が本当に大きいし、投薬もタイミングが良かった。いまはバイタルも安定してる。急性心不全も、重い合併症も出ていない。薬が完全に抜けるまで一晩観察して、明日には目を覚ますはずだ」

鳳咲夜の胸を締めつけていたものが、どさりと落ちた。膝が抜け、危うく崩れそうになる。

槇武一が慌てて支えた。

「ボス、大丈夫ですか」

鳳咲夜は手を振って「平気」と示し、顔を上げて神...

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