第35章 二十分

外にまだ小林洋子がいることを思い出し、中林真由は必死で彼を突き放そうとした。

「今野社長、自重してください」

「自重?」今野敦史の唇はすでに彼女の鎖骨に落ち、その大きな手は落ち着きなく揉みしだいていた。

彼は中林真由の敏感な場所を知っていた。いつも胸を揉みさえすれば、彼女は蕩けてぐにゃぐにゃになってしまうのだ。

中林真由は必死に喘ぎ声をこらえる。「今野敦史、阿部静香がまだボックス席にいます」

「だから何だ?」

今野敦史は耐えきれずに下半身をさらに中林真由に押し付けた。

もう一週間もご無沙汰だった。今、目の前に中林真由がいる。どうにも我慢できそうになかった。

今野敦史という男は...

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