第350章 悪戯

「ありがとうございます」中林真由は無理に笑顔を作った。

彼女は頻繁にネット通販を利用しており、購入品はいつも会社に届くようにしていた。

あまり深くは考えていなかった。クリアファイルかもしれないし、アロマかもしれない。

中林真由が何気なく宅配便の箱を開封した瞬間、鼻をつくような異臭が漂ってきた。

「何の匂い?」村上安里が鼻を押さえながらこちらを見て言った。「中林秘書、何買ったの?」

中林真由は最初、上の空だったが、箱の中身をはっきりと認識した瞬間、無意識に数歩後ずさった。

「きゃっ!」

中に入っていたのは、血肉の混じったネズミの死骸だった。強烈な悪臭を放っている。

大きく動いた...

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