第376章 語った真実

食事の間、中林真由はずっと上の空だった。

視線は何度も、窓の外へと彷徨った。

今野敦史のことが気にならないと言えば、嘘になるだろう。

だが、気にしたところで何が変わるというのか。

食事が終盤に差し掛かった頃、ようやく小島文彦が本題を切り出した。「中林真由、俺が君を呼び出した目的はわかっているはずだ。白川芽唯の件、あれは確かにやりすぎだった。あいつは甘やかされて育ったからな。三日間の勾留はいい薬になるだろう。そうでもしなきゃ、将来何をしでかすかわからない」

中林真由は視線をコーヒーに落としたまま、彼を見ようとはしなかった。

やはり、小島文彦には明確な意図があったのだ。

彼女が黙っ...

ログインして続きを読む