第391章 お前にチャンスをやる

数時間が経って、ようやく中林真由はほうっと息を吐いた。

窓の外はすっかり暮れて、空には星がぽつぽつと瞬いている。

外では風が吹いているらしい。けれど、その風も、この部屋に満ちた甘い気配まではさらっていってはくれなかった。

中林真由は、頭ががんがんして、喉もひりつくように渇いているのを感じる。布団の中から片手を伸ばし、照明のスイッチを探ろうとした。

その瞬間、今野敦史がぐっと彼女を抱き寄せ、うなじのあたりに唇を押し当てて、執拗にキスを落としはじめる。

中林真由の体が小さく震える。けれど今野敦史は、動きを緩めるどころか、ますます熱を帯びていった。

唇で首筋を辿りながら、滑らかな肌をゆ...

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