第468章 幸せに暮らす

「あなたに関係ありますか?」平野歩美は力一杯彼を押しのけようとしたが、びくともしなかった。

彼女は苛立ちを隠さずに顔を背ける。

「村上弁護士って本当に凄いのね。前回は薬を盛って、今回は白昼堂々の誘拐未遂? 病院中、監視カメラだらけですけど」

彼女は顎をしゃくり、頭上の監視カメラを示した。

村上晴雄は鼻を鳴らして彼女を解放したが、立ち去らせようとはしない。

「離婚訴訟を起こしたんじゃなかったのか? あいつの子を産むつもりか?」

「私が子供を産むかどうかと、離婚することに何の関係があるんです?」

平野歩美は冷然と言い放つ。

「私には出産する権利があるし、一人で育てる能力もある。何...

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