第65章 謝罪

今日、今野敦史がどれほど弄んでも、中林真由は決して大きな喘ぎ声を上げようとはしなかった。

反応さえしなければ、今野敦史もすぐに興味を失うだろうと、彼女はそう考えていた。

しかし、彼女がそうすればするほど、今野敦史はますます狂気じみていき、浴室からキッチン、そして寝室へと彼女を抱きかかえて移動した。

最後には、大型フラットの透明なガラス窓に彼女を直接押し付けた。

「ん? 今日は随分と意地っ張りだな? どうやら中林秘書は刺激的なのがお好きらしい。なら、次はオフィスでどうだ?」

部屋の明かりは点いておらず、三十数階の高さからは街全体を見下ろすことができた。

中林真由は身を縮...

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