113-マグカップとマシュマロ

私は息をのみ、その瞬間を待った。マギーは何かと葛藤しているように見える。そして、私がマシュマロの話を持ち出す隙もなく、マギーは私に向かって身を投じてきた。

一瞬、彼女が本気で怒って襲いかかってきたのかと思った。だがそうではなく、小柄な老婦人のものとは思えないほど強い力で、彼女は私をぎゅっと抱きしめたのだ。彼女は震えている……泣いているの? まさか、何があったの? どうすればいい? 痛いほど長い沈黙の後、ようやく私は口を開いた。

「マギー? どうしたの? 何かあった? ローガンは無事なの?」私が尋ねると、彼女は急に固まり、あまりに唐突に私を離したので、私は少しよろめいてしまった。

「何かあ...

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