15-ショッピングとスパークル

買い物は疲れるけれど、楽しいものだ。最初の数軒では、メガンは気に入るドレスを一着も見つけられなかった。三軒目でいくつか試着してみたものの、結局やめてしまった。彼女が自分の服を探している間、私も自分のドレスをなんとなく探してはいたけれど、気合は入らない。ほとんどの時間は、メガンにぴったりの一着を見つける手伝いに費やしている。

四軒目の店に入ると、メガンはラックにかかったドレスを次々とめくっては、同じくらいの速さで却下していく。私はかなり疲れていた。仕事以外で外出することはめったにないし、周囲を漂う「糸」が気になって仕方がないのだ。この能力を自由にオンオフできればいいのに、と心底思う。スイッチか...

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