215-ばかげてごめんなさい

やがてキッチンが片付き、みんなが階下に集まり始めた。正午になる頃には、ハリー以外全員が起きていた。

「起こしたほうがいいかもね。今日何か予定があるとは聞いてないけど、こんな時間まで寝てるつもりもなかったでしょうし。まあ、キャムが出すお酒を全部飲み干すなら、それなりの副作用は覚悟しておくべきだったんでしょうけど……」私は少し呆れたように言った。

「俺がやっていいか?」ベラミーが身を乗り出すようにして尋ねる。

「え……あなたが……ハリーを起こすの?」私は少し戸惑いながら聞き返した。ベラミーはハリーに親切にしたいのだろうか? 彼は頷いたが、その場でもう飛び跳ねんばかりにウズウズしているのが見て...

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