25-安心と尊敬

「本当にいいの……?」ベラミーが言葉を濁す。

私は頷いた。彼はあっさりと折れた。あら、簡単。もう少し反論してくるかと思ったけれど。まあ、いいか。

彼はベッドに身を沈めた。私はベッドの足元を這って移動し、自分の場所に戻る。彼がランプをパチリと消すと、急な暗闇に目が慣れるまで部屋は完全な漆黒に包まれた。数分後、ようやくぼんやりとした影の輪郭が見え始める。隣のベラミーに目をやると、彼はまだ眠っていないようだった。

彼は私が動いたことに気づいた。実際には、目だけしか動かしていないのに。このことから二つのことがわかる。一つ、ベラミーは私よりはるかに夜目が効くということ。猫科のシフターなのだから驚く...

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