カム25-連絡先と考慮事項

いつものように、深夜の遅い夕食をとる。シフトの最中に食事をするのが好きではなく、数ヶ月前から始めた習慣だ。この機会にスマホをチェックする。未読の通知が山のように溜まっているのは大嫌いなので、少なくともメッセージを開いて通知バッジだけは消しておかなければならない。知らない番号――サイモンだとわかっているが――からの不在着信が十数件と、ショートメッセージが数件届いていた。

『非通知:考え直したんだが、もう一度チャンスをやることにした。その愛玩用のインキュバスは捨てろ。そうすれば、俺に対する裏切り行為は大目に見てやる。どうせ魔法で操られてるんだろう? 防御魔法をもっと練習したほうがいいぞ』

『非...

ログインして続きを読む