79-酔って大胆

私は肩をすくめた。本当は帰りたくない。疲れているけれど、楽しいから。

「帰りたくなーい。ここにいたい」私は駄々をこねた。メーガンが私の脇腹を肘でつつく。

「じゃあ泊まっていきなよ。ベラミーも嫌がらないと思うけど?」彼女は意味ありげに眉を動かしてみせ、私たちはまたクスクスと笑い合った。

今夜はずっとベラミーを見かけていない、というか……あっ、やば! 顔を見せる約束だったのに、行ってない。あれ、行ったっけ? いや、行ってないと思う。うわ、彼が心配しすぎる前に行かなきゃ。

「ベラミーと話さなきゃ!」私はそう宣言して、床から立ち上がろうともがいた。メーガンの服がやたらと滑りやすいのか、なんなの...

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