第41章 誰に権力があるのか

会場がしん、と静まり返った。全員が、呆然と小林修平を見つめている。

――入金100万円。

その通知音が鳴った瞬間、二度目の衝撃が走った。

「……ほんとに100万入れたのかよ」

「小林舞香の叔父さんってこと? カッコよすぎでしょ!」

「小林舞香、叔母さんの枠空いてませんか。私、立候補したい」

小林舞香のチームの金額が、画面上で一気に100万跳ね上がる。

それを見た誰もが理解した。もう1位は動かない。

よほどのことがない限り。

たとえば矢野郁真が、妹のために十数万を上乗せして、婚約者の家の年上連中と真正面から殴り合う気にでもならない限り。

矢野汐里の顔が真っ赤になる。

「ち...

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