第408話ママとパパ!

ナタリーは凍りつき、目を皿のように見開いて、オリバーと顔を見合わせた。二人はただただ困惑するばかりだった。

オリバーの手は空中に固まったまま、まるで息をすることすら恐れるかのように硬直していた。彼に寄り添う小さな、か弱い生き物を傷つけるのが怖いのだろう。

「ナタリー、一体どういうことだ?」オリバーが最初に沈黙を破った。

「私が知るわけないでしょう? 彼女、私を『パパ』なんて呼んでないもの」ナタリーは半ば夢でも見ているような気分で答えた。オリバーが自分に説明を求めていること自体が不可解だった。

「パパ、見つけた!」

彼の腕の中の小さな女の子が顔を上げ、大きくキラキラした瞳をのぞかせた。...

ログインして続きを読む