第27章

サブリーダーはぽっちゃりした体つきで、笑うといかにも人の良さそうな顔になる。――のはずだった。

だが、さっきの気まずさを引きずっているのか、笑みがどこか引きつっている。頬の肉が目元をぎゅっと押しつぶし、細い一本線みたいになっていて、ぱっと見むしろ怖い。

谷口凛華はぞくりと肩をすくめ、無理やり口角を上げた。

「サブリーダー、もう上がっていいですか?」

サブリーダーは興奮したように、谷口凛華の肩をがしっと掴みに来た。悪気じゃない。ただ、純粋にテンションが上がっているだけだ。

「君、本当に学部卒なの? 卒業してからも、ずっとこっそり勉強してたんじゃないのか? 院に行かなかったのは家庭の事...

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