ゲット・イン・マイ・パンツ


~~スローン~~


ノックスの背後でドアが閉まった瞬間、外気がどれほど冷たいかを思い知らされる。

空気が素肌を刺し、腕や脚に鳥肌が立ち、産毛という産毛が抗議するように逆立つ。ノックスこそが私の「熱」だった――彼の体、彼の唇、彼の手、その存在すべてが。彼が去った今、そのすべてを持っていってしまったのだ。

身震いしながら椅子から立ち上がり、もう一方の席に放り出された服の山へとぎこちなく歩く。脚の間には湿り気があり、歩くたびに本来あるべきではない粘つきを感じさせる。

私は手を伸ばし、太ももの内側に張り付いてぐしゃぐしゃになったショーツを引き剥がす。

レースの布地とバイブレ...

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