オン・マイ・フェイス

私は彼をじっと見つめた。

ノックスはベッドの端に腰を下ろしている。その股間では硬く勃ち上がったペニスが濡れて光り、彼の視線は私に釘付けになっていた。

彼が私に何を求めているのか、わかっている。自分が何を求めているのかも――彼が私の中に残していった空虚感で、体はまだ疼いているのだ。彼の指と、その剛直があった場所が、今もじりじりと熱く燻っている。

「この話、あとにできない?」

頼りない理性が許す唯一の方法で、私は取引を持ちかけようとした。

彼は微笑む。「いや」

そして彼は身をかがめ、靴を脱ぎ始めた。鈍い音を立てて、片方ずつ堅いフローリングの床に落ちていく。靴下もそれに続く。次に彼の指は...

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