マイ・グッド・ガール

彼女が立ち上がる。

俺は笑みを浮かべ、彼女のうなじに手を伸ばして引き寄せる。唇が重なった瞬間、まるで爆発が起きたような衝撃が走る。

俺は明確な意図を持ってゆっくりと唇を這わせ、そして彼女を貪り始める――噛みつき、味わい、所有する。彼女の唇が開き、喉から漏れた呻き声が俺の芯まで響く。俺はさらに深く、激しく口づけ、二人の間の空気を奪い去る。そこには疑念や恐怖が入り込む隙間などない。あるのはこの熱、この疼き、そして抗えない引力だけだ。

彼女は腕を上げようとする――二度ほど。肩が震え、肘が持ち上がるのがわかる。だがそのたびに、手錠の金属が手首に食い込み、彼女を阻む。クソッ、その時の声といったら―...

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