第188章

ダミアン視点

オリヴィアは、俺が今まで会った女の中でいちばん言うことを聞かない。

これまでの女たちが俺に媚びへつらっていた、なんて言うつもりはない。だが少なくとも、俺の神経を逆撫でする真似を、何度も何度も平気で繰り返したりはしなかった。

――彼女だけだ。

俺が「するな」と言うほど、彼女は「する」。

オリヴィアは二歩、後ずさった。焦りに足を取られたのか、今にもよろけそうになる。

ぽかんと口を開け、何か言いかけては俯き、縋るように俺の袖を掴んだ。声は弱々しい。

「ち、違う……誰かを入れようとか、そんなつもりじゃ……外にも、私を呼ぶ人なんていないのに……」

「外に出るのも駄目だ。今...

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